株の電子化についてであるのですが、株の電子化というのは株式の証券がなくなる、つまりペーパーレスになるということであるのです。
昔は株式証券として紙に書かれた証券を保有していることが多かったのですが、これからは株の電子化に伴って株の証券などは一切なく、株主の管理などもすべて電子化されることになります。
株の電子化によって株券を渡したりする必要もありませんし、株証券の管理をしなくてもいいということになります。
株が電子化されることにメリットはあると感じますか?
株の電子化のメリットの一つとしては、株主は自分で株券を保管しなくていいので、紛失や盗難のリスクがなくなります。
そして株を売買するときに、わざわざ株主名簿の書簡申請をしなくてもよくなります。
そして株を発行している会社の社号が変わったり、売買単価が変わった際に、わざわざ株券を交換しなくてもよくなります。
株主ばかりが株の電子化にメリットを感じるということではありません。
株を発行している会社にとっても株の電子化は大変メリットが高くて、株券が偽造されていないか確認する手間がなくなりますし、株券を発行する際のコスト削減にもつながります。
また証券会社にとっても株の電子化はメリットがあり、証券会社にとっては、株券を保管したり運搬したりするコスト削減になりますし、手続きの削減にもなりますから、株の電子化は、株取引をする人にとってメリットが大きいといえるのではないかと感じます。
株の電子化は平成21年の1月5日からスタートされます。