株取り引きを進めていくと、板という言葉が出てくると思います。
株の売買の仕組みは株を売りたい人と株を買いたい人の注文が一緒になったときに、約定する仕組みです。
売りたい人がいなければ、買えませんし、買いたい人がいなければ売れません。
そして、買いたい人がいる場合には、何円で買いたいのか、売りたい人がいる場合には、何円で売りたいのか、それを知らなければ、株取り引きが成立しません。
そのいくらで買いたいと思っているのか、いくらで売りたいと思っているのかということを知るための手段に、板を見るということが出てきます。
株を買いたい人の情報は買い板と呼ばれていますし、売りたいと思っている人の情報は、売り板というような形で呼んでいます。
自分がこの板を見た上で株を欲しいと思った場合には、成行注文を出せばいいということになります。
しかし板を見て、この株が欲しいと思っているけど、高いと思った場合には、もっと安い値段で買いたいと思う人も多いでしょう。
そういった場合には、指値買い注文をするという流れになります。
株の板を見ないで、成行注文をした場合には、たとえば、高い株価で買うことになってしまうこともありますから、成行注文を出す前には、必ず板を確認しなければいけません。
確認した上で、買えば安心して買えます。
株のこの板というのは、証券会社で無料で見ることができるケースが多いですし、機能として、わかりやすい板を用意しているところなどもあります。