株の利益には税金がかかってくるということは、お話したと思います。
株で税金を支払う方法として、証券会社が代行してくれる方法があります。
それは最初に設定しておく際に、特定口座を選び、その上で、源泉徴収ありということにしておいた場合には、証券会社が自分の代わりに税金を支払ってくれますからスムーズに税金を納めることができます。
この設定は、口座を作る際に設定しておかなくてはいけません。
特定口座を選んで、そして源泉徴収ありを選択するのですが、源泉徴収ありということは、天引きされて納税することになりますから、本来の利益がすべて手元に入るのではなくて、利益から税金を天引きした額が手元に入るということになります。
これをしておかなくては、本当なら、毎年2月から3月に行われている確定申告の時期に、自分で確定申告書を作成して、その上で、税務署に提出して手続きをして、税金を支払わなくてはいけないことになっています。
これはかなり面倒なことですよね。
特定口座の源泉徴収ありにしておけば、証券会社が納税してくれているのでスムーズに税金を払うことが可能になります。
では、なぜ源泉徴収なしがあるのか、全てありにしておけばいいのにと思う人もいるでしょう。
サラリーマンの人は給料以外の所得が20万円以下なら税金がかかりませんから、もしも株取り引きの利益が20万円以下の場合には、源泉徴収なしを選んでおかないと、税金を支払う必要がないのに天引きされる可能性があるからです。