持株会社とは、会社自体は特に事業などを行っているわけではないのですが、他の会社の株式を持っていることで、他の会社の事業などを自分の会社の管理のもとにおいて、他の会社を直接的には支配していないにしても、実質は支配しているという形をとる会社のことを持株会社というように呼んでいます。
持株会社というのは、具体的にはどんな会社なのかというと、他の会社の株式を持っているのですが、その株式は、通常の株投資をしている人たちとは目的が違っていて、投資を目的にした株の所有ではありません。
では何のために他の会社の株を持っているのかというと、他の会社の株式を持っていれば、その会社が事業活動を行う際に、それを支配することが可能になります。
自分が持っている株の会社の事業を支配することが株を所有することの目的となっているのです。
ですから、持株会社そのものは、特に事業を行っているということはないのが特徴です。
持株会社といっても実際には3種類に分けることができます。
純粋持ち株会社といって、自社は事業を行わずに他の会社を支配するだけの会社、そして事業持株会社は、自分の会社も事業をしつつ、他の会社も支配するような会社のことを言います。
そして三つ目の金融持株会社というのは、銀行や証券会社といった金融機関の株を持って支配する会社のことを言います。
持株会社は色々と問題もあり、子会社の株式公開をどうするのか、情報公開についても色々と問題はあるのです。