上場廃止

上場廃止株というのは上場されなくなった株ということになります。


倒産してしまったわけではないのです。


ですから、上場廃止株になったからといっても倒産していなければ、株の価値がなくなるということはありませんので、安心してもいいと思います。


資産の状況や収益の状況から株価を計算することは可能ですし、株主として、株主総会での議決権や配当、株主優待を利用するということも可能です。


上場廃止後に株を売りたいと思っても上場廃止後は、市場での売買が出来ませんから、個別で自分で買ってくれるような人を探さないといけませんが、あまりそういう人はいないと思うので難しいと思います。


上場廃止後は証券会社などでも仲介が出来なくなってしまいます。


では上場廃止株を持っている場合には、どうすればいいのか、それは再び上場される日を待つしかないと思います。


それでも上場されないという場合になると、残念ですが株を換金することなく持ち続けるということになります。


上場廃止株は自由に売買が出来ないことになっているので、上場廃止が決まったら上場廃止になる前に、素早く売ってしまった方がまだいいのではないでしょうか。


運よく自分で株を購入してくれる人が見つかれば話は別ですが、上場廃止企業の株をリスクを背負ってでも購入したいと思っている人はなかなかいないと思いますから、これはちょっと難しいことになるのと思います。


上場廃止になるかどうかも確認して銘柄を選ぶ必要があります。

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